しずおか健康長寿財団は、高齢者をはじめあらゆる世代の参加を得て、県民の健康づくり、生きがいづくり、仲間づくりを支援することにより、明るく豊かで健やかな長寿社会の実現に寄与することを目的としています。
少子高齢化が急速に進行する昨今、静岡県でも総人口に占める65歳以上の人口の割合は2006年(平成18年)には20%を超え、2018年(平成30年)には28.7%になりました。団塊の世代が全て75歳以上の高齢者となる2025年には31.9%に達し、2030年には約3人に1人が65歳以上の高齢者になると見込まれています。
一方、厚生労働省が公表した平成22年、25年、28年の健康寿命の平均値では、静岡県は、女性が75.43歳、男性が72.15歳となり、男女とも全国第2位となっています。この結果には、県や市町および関係団体と連携し活動してきた当財団が、ささやかながら貢献しているものと誇らしく思っています。
WHO憲章によると、健康には病気の有無だけではなく、健全な社会環境も重要な要素とされます。それには幼少期からの健康教育に基づく自助と、家庭や職場環境などの共助が欠かせません。とくに、長寿リスクの排除には、公助が自助、共助の後に位置することを念頭に、健康長寿の価値を人それぞれに問いながら、生きがいづくりや社会参加に励むことが求められます。これからの人生100年時代にむけては、財団が挑戦すべき課題が山積しています。
かかる背景を踏まえ、財団の使命である高齢者をはじめとする県民の健康づくり・生きがいづくり・仲間づくり事業を、なお一層推進していく所存です。さらに、健康づくり県民運動の推進に賛同した官民61団体で組織する「しずおか健康いきいきフォーラム21」の事務局として、県民総参加の健康づくりに総合的に取り組んでまいります。
職員一同は、県民の皆様と手を携えてなお一層努力してまいります。今後ともご指導・ご鞭撻の程どうぞ宜しくお願いいたします。
公益財団法人しずおか健康長寿財団 理事長 佐古伊康
わが国は、近い将来、高齢者が人口の四分の一をも占める超高齢社会の到来が予想されております。
このような長寿社会を健康で生きがいをもち、活力あるものにしていくためには、県民の一人ひとりが適切な認識と自覚をもち、対応していくことが必要です。
公益財団法人しずおか健康長寿財団は、21世紀の高齢社会に対応する新たな社会づくりの推進母体として、平成3年10月に設立されました。
さあ、心も体もリフレッシュしよう!!静岡県内で県民の健康増進を目的に活動する団体及び指導者の方、営利を目的としない県内の個人及び県外の団体、指導者の方に無料で配布をします。※原則として、DVDは1人(1団体)あたり、1枚まで配布をします。詳しくは、こちらをご覧ください。
静岡県(長寿政策課)の委託により、しずおか健康長寿財団が県内のお元気な百寿者(百歳以上の方々)を訪問して、暮らしぶりや興味のあることなどを伺い、その結果を「紙芝居」としてまとめました。 高齢になっても、心身ともに健康で、いきいきと活躍できるヒントが見つかると思います。