皆さんの行動は目に見える刺激によって左右されることも多くありません。ですから、目に入る刺激を上手にコントロールして、目標行動が起こりやすいように環境を整えておくことも大切です。
環境を整える例
”食べ物は目につく所におかない”、”ジャージや運動靴は目につく所におく”、”ながら食いはしない”
悪い行動連鎖の例と対処法(甘いもののとりすぎの場合)
「クッキーを買う」
↓ →買い物リストを作って買う、満腹時に買い物をする
「テーブルに置く」
↓ →不透明な容器に入れる、棚の奥にしまう
「土曜の午後に帰宅」
↓ →買い物に行く、運動する
「疲れて退屈」
↓ →買い物に行く
「食べ物を見つける」
↓
「食べたい衝動」
↓ →食べることに変わるリスト(例:歯を磨くなど)を作る、5分間我慢する
「テレビを見ながら食べる」
上記の悪い行動連鎖の例のように、私達の行動(思想も含む)は、状況と刺激を背景とした小さな行動の連鎖によって生じています。過食、運動不足などの習慣改善とその維持を考える時には、好ましくない行動連鎖を見つけ、その行動連鎖が途切れるような対処方をしていきます。
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