2021/07/05
《やいづ発》ようこそノスタルジックワールドへ【ターントクルこども館】
令和3年度、焼津市は市政70周年の今年、二つのノスタルジックな話題があります。
デジタル万能の世界に浸りきって疲れたその心を癒す「昭和映画」の文化と、純真だった子供の頃の家族や友だち、学校や地域の景色。様々な想いを呼び戻してくれる“絵本とおもちゃ”の話題です。
コロナストレスで内向きになりそうな今、焼津に来てあなたの人生の原点に出会う旅をしてリフレッシュしてみませんか。勿論、マスク着用で三密を避けて。
ひとつは、令和3年7月4日(日)に焼津市栄町にオープンしたおもちゃと絵本の体験型ミュージアム「ターントクルこども館」です。
そしてもう一つは令和3年5月29日(土)から令和4年1月30日(日)まで焼津市歴史民俗資料館(焼津市文化センター2階)で開催されている、市制70周年記念企画展「ヤイヅ・シネマパラダイス◆映画ポスターとまちの記憶」です。
特派員は早速「ターントクルこども館」に伺い、7月4日(日)のグランドオープンを前に行われたプレオープンの会場を取材させて頂きました。
JR焼津駅南口から商店街を焼津港に向い歩いて約10分、最初の信号(本町2丁目)の右手前に、大きなガラス張りの明るく開放的な3階建ての建物が見えてきました。
「ターントクルこども館」のスタッフで我々シニア世代の代表のような大坪あけみさん(70歳)に館内を案内して頂きました。
1階と中2階はこども図書館「やいづえほんと」、2階と3階は「焼津おもちゃ美術館」となっています。「やいづえほんと」は単なる図書館ではなく、子どもを中心として保護者や幅広い世代の人々の居場所として、誰もが気軽に立ち寄って頂ける遊び心いっぱいの空間になっています。シニア世代には“こどもとこども心を失わない大人のための新しい図書館です。絵本の世界を存分に楽しめます!”というキャッチコピーに惹かれます。
更に、2階と3階の木製のおもちゃで遊べる「焼津おもちゃ美術館」には焼津らしい海や魚をイメージするオブジェや遊具がいっぱいあります。ヒノキでできた大海原に八丁櫓が浮かび、本物さながらのマグロの解体ショーも。お寿司屋さんコーナーには本物の寿司ネタやシャリがあり、ちっちゃな“すし屋の大将”が握ってくれるカウンターもありました。
全館におもちゃ学芸員・えほんとサポーターの皆さんがスタンバイして下さるので、安心して楽しんでいただけます。
そのお一人、大坪あけみさんにスタッフに応募された心意気を伺いました。
“数年前に「東京おもちゃ美術館」に入った事があり、こんな美術館が焼津にあったらいいなあと思っていた処、それが現実になりボランティアでもいいから関わってみたいと思い、応募したらスタッフに採用されました。木のおもちゃのぬくもり、自分でも全部読みたくなる絵本の数々、それらをこの空間の中で親子さんでゆっくり共感してほしい。絵本も一人で読むのとお母さん達に読んでもらったのでは違います。
あの時、焼津の「ターントクルこども館」で読んでもらったなって、大きくなってから思い出せる絵本が増えると嬉しいです“
シニア世代のみなさん、時にはご自分自身の為に木のぬくもりや絵本の肌触りを感じたり、お一人で、時には気のおけない友だちを誘い、時には可愛い孫たちに読み聞かせしてあげる為に、「ターントクルこども館」は何回訪れてもその度に新たな感動が拡がる居場所です。
8月1日(日)~31日(火)の間夏休み特別企画としてアクアスやいづ前から30分間隔で無料の低速電動バスを特別運行します。
「海」と「絵本」と「木のおもちゃ」そして水揚げ量日本一の海鮮料理を召し上がれ。
《ターントクルこども館》
開館時間:午前9時から午後7時まで(エリア毎に利用時間が異なります)
休 館 日 : 水曜日、年末年始
入 館 料:無料。焼津おもちゃ美術館エリアのみ有料
アクセス:焼津駅南口より徒歩8分
駐 車 場:こども館利用者は最初の2時間無料。1時間まで150円。
以降30分毎に50円。
詳細は「ターントクルこども館」ホームページ https://yaizu-kodomokan.com/
関連リンク: 「ターントクルこども館」
取 材:生きがい特派員 宮島 克実(中部地域担当)