2022/08/30
「ニュースポーツ・カローリング教室」(東部)
令和4年度しずおか健康長寿財団主催・第2回「ニュースポーツ・カローリング教室」(東部)が、8月29日(月)沼津市サンウエルぬまづ4階の多目的ホールで開催されました。沼津市、三島市、裾野市、清水町から参加された25名の受講者は、カローリング競技の魅力に取りつかれ和気あいあいとした雰囲気の中で競技に興じていました。
スローラインから11m離れたところにポイントゾーンが設けられており、中心部に最も近い赤色の円にジェットローラーが入れば3点、その外側の黄色い円に入れば2点、三層円の一番外側の青色に入れば1点となる得点分布になっています。
投球者は、11m先のポイントゾーン内得点状況が把握しにくいため、チームメイトに投球位置を指示棒で示してもらうことが出来ます。その指示の良し悪しと、指示通りの投球ができるか否かによって、その試合の結果が変わってきます。
カローリングは、①レーンの特徴(板目)を読む ②投げるジェットローラーの曲がり癖を読む、③チームメイトとの連携(適切な指示)、この3つが揃っていることにより相手チームに対し有利に競技を進めることが出来ます。
沼津「すみれ・どちチーム」VS 「あざみ・どちチーム」の対戦です。競技中は、両チームとも笑い声が絶えず競技を体全体で楽しんでいる様子でしたが、勝敗が決まるこの瞬間(得点判定)だけは真剣そのものです。赤のストーンが中心部に近いのか、黒のストーンが中心部に近いのか、判定が難しいようです。この緊張感が競技の面白さを倍増させてくれます。
89歳とは思えぬ足腰の強さ機敏な動きは、誰にも負けないとファーストプレイヤーの江藤まゆみさんは、9月17日の静岡県すこやか長寿祭・スポーツ大会カローリング競技に「沼津はこべ・どちチーム」の選手として出場されます。
今日も江藤まゆみさんは、この会場まで沼津市内から自転車で駆け付け競技に臨み周りの皆さんから慕われています。
試合形式で2試合の戦いを終えた皆さんの顔は、健康そのものの笑顔で満ちあふれています。試合が終えた後、なんとなく歩数計を眺めるとなんと10,680歩の表示となっていました。仲間と楽しい会話や競技に夢中になっていて疲れを忘れていました。
カローリングは、全世代向けの競技として普及していますが、特に高齢者の私たちには気軽に参加できる楽しいコミュニケーションスポーツとして気軽に楽しみながら健康づくりと仲間づくりが出来るスポーツです。是非皆様にお薦めしたいと思います。
取 材:健康・生きがいづくり推進員 渡邊育子(東部地域担当)