2022/01/13
地域の絆造りに長年貢献の 二ノ宮 正二さん
三島市萩町内に於いて、毎年恒例の「どんど焼き」行事が令和4年1月10日(月)神明神社境内にて実施され、子供からご年配の方々まで地域住民約120名が参加し1年間の無病息災を願いました。
当行事は、萩町内子供会主催、同町内会協賛、そして地域の消防第4分団の方々、また北上中学校生徒さんのボランティア活動の協力を得て、毎年開催されています。
前々日の1月8日(土)子供会役員さんにより、町内から回収されたお正月飾り、門松、しめ縄などを「どんど焼き」として正しく燃やすための分別作業が、子供会、町内会の役員さん、そしてボランティア活動として参加して頂いた中学生の皆さんの共同作業で実施されます。
分別作業の済んだ正月飾りが神明神社の境内に運ばれ、「どんど焼き」やぐらの作製が1月10日(月)午前8時より始まります。
やぐら造りには、中央の竹の回りに木の棒を何重にも組み合わせ、そして外側にしめ飾りなどで美観を整えます。やぐら造り‥飾り付け‥点火の準備‥火の見回り‥残り火と灰の処理‥これら一連の作業を、長年に渡りボランティア活動として対応されているのが、二ノ宮造園代表の二ノ宮正二さん(84歳)です(写真上右)。写真上左は同様にボランティア活動として参加されている、娘婿の望月鉄也さんです。
点火予定時刻の9:30分が迫って来ました。二ノ宮正二さんから種火を頂き、子供会の12歳の年男、年女さん4名による、東西南北の4方向から同時に点火されます(写真上)。
二ノ宮正二さんは、ご自身のお子さんが小学校に入学し、地域の子供会に入会されたのをきっかけに、現在に至るまでの52年間、当ボランティア活動を継続され、地域の絆造りに貢献されています。
周りへの飛び火対策として、町内会役員さんによる神社境内への水まき、そして各バケツへの貯水も完了しました。
二ノ宮正二さん、そして地元消防第4分団員に見守られる中、どんど焼きの炎が勢いよく燃え上がって来ました(写真上)。
この炎の熱や煙にあたると・・・1年間健康に過ごせると言われています。
参加者約120名の皆さんソーシャルディスタンスを取って見守る中、40分が経過し火の勢いもおさまり炭火になって来ました(写真上)。
二ノ宮さんの合図で、大人も子供も、家から作って持ち寄った、竹の先につるされアルミ箔で包まれた、色々な餅や団子が一斉に炭火の上に投入されました。
皆さんご持参の餅もほぼ焼き上がりました(写真上)。子供会役員さんより参加者全員に準備された飲み物と、焼いたお餅や団子をもってお帰りです。
ここで焼いたお餅や団子を食べると、今年1年「無病息災・家内安全」と言われています。
朝早くから準備の二ノ宮正二さんと望月鉄也さん、前々日の分別作業に参加した中学生ボランティアさん、消防第4分団の皆さん、そして町内会と子供会役員さんの連係プレーにより「どんど焼き」行事、全て無事に終了しました。
子供会役員、町内会役員さん、そして二ノ宮さんと望月さん・・・皆さんによるアト片付け作業も手際よく行われました(写真上)。
地域町内の子供から年配の方々まで、皆で楽しみ、地域の絆をより深められた「どんど焼き」行事でした。
取 材:生きがい特派員 安藤 智章(東部地域担当)