2024/03/15
何ができるのかな⁉😀『男の料理』
東伊豆町社会福祉協議会は令和6年3月7日(木)、「男の料理」を東伊豆町保健福祉センターで開きました。
65歳以上の8人が、講師の指導を受けながら腕を振るいました。講師は、東伊豆町食生活改善推進員(以下「食推さん」)のみなさん。参加者は3班に分かれ、調理に挑みました。
「男の料理」は、65歳以上の男性が、生きがいづくり、仲間づくり、男性の居場所つくりの一環として、平成14年から開催。20年を超える長寿教室です。
「今日は、鰯のかば焼き。魚を手開きし・・・小さい魚は、塩・コショウの量に気をつけて料理しましょう」と、食推の清水さんが呼びかけ、いよいよ調理が始まりました。
令和5年度の「男の料理」は、昨年5月から始まり、今回が10回目。「なれない作業に悪戦苦闘」と言いたいところですが、さすが10回目、日頃から台所に立っている?みなさん、手慣れた手つきで協力して調理開始。
今日のメニューは、(主食)黒米ご飯、(主菜)鰯のかば焼き、(副菜)五色なます、(汁物)えのきの味噌汁、(その他)ジンジャーヨーグルトゼリーの5品。作業の手順、味付けのポイントなど講師の食推さんのわかりやすい説明に耳を傾け、レシピを確認しながら野菜を切ったり、具材を混ぜたりして調理を進めていました。
ザクザク、カシャカシャ、調理室に調理の音が響きます。「野菜は千切りですよ~」「手際がいいねぇ」と食推さんから声をかけられ、「雑だよ、短冊(切り)だよ」と参加者が答えると「歯ごたえあっていいですよ」と食推さん。素晴らしいフォロー。”なるほど”と思わず頷いてしまいました。
「あれぇ~⁇」「ガスがつかないよぉ」と声が・・・。「ごめんなさ~い。元栓が閉まっていた」と食推さん。「ハ・ハ・ハァ」とみなさん大笑いでした。
東伊豆町食生活改善推進員のみなさんは、「私達の健康は 私達の手で」のスローガンが入った、おそろいのTシャツ姿。日々、地域の健康づくりや食育推進の担い手として、子どもから高齢者まで幅広い世代を対象に食を通じたボランティア活動を行っています。今日の講師は、清水春子さん、五十嵐照子さん、近藤ムツ子さん、鈴木治子さん、横山きみ代さんです。
「いい匂い」調理が進むにつれ、美味しそうな香りが漂います。「味見しながらねぇ」「見た目も大事、盛り付けも上手にね」と声がかかります。料理完成!そして配膳。料理が並ぶと圧巻でした。食推さんの発声で実食。「かば焼きうまい!一杯飲みたいなぁ」「味噌汁美味しいね」「最高じゃん!」などといった称賛や自画自賛、「自己満足です」の声が聞かれました。
最初から参加している庄司さんは「楽しみにしているよ。食には終わりはない。世界の食事は沢山ある。一生かかっても食べきれない(作れない)。始めからのレシピも大切に取ってあるし、家でも作っているよ」と話してくれました。
食推の清水さんから「今日は最後なので、デザートのジンジャーヨーグルトゼリーは”おまけ”です。この分カロリーが多めです(栄養士さんには叱られたけど了解済みです)」とうれしい?”おまけ”のお話もあり、みなさん会話を楽しみながら、力作に舌鼓を打ちました。もちろん、片付けもきっちりです。
東伊豆町社会福祉協議会は、令和6年度からの料理教室を、男女問わず参加できる教室に変更。4月(予定)からの料理教室が楽しみですね。
取 材:健康・生きがいづくり推進員 佐々木成子(東部地域担当)