2021/09/14
「足の指を柔らかくして健康になろう」講師 澤木和子さん
前回、私が書かせていただいた記事「介護保険について学ぶ」。
看護師の澤木和子さんを講師にお迎えして、知ってそうで案外知らない介護保険などのお話をいろいろとしていただいたのですが、おかげさまで参加者の方からは大好評で「第2弾をやってほしい!」とのお声をいただいていました。
※「介護保険について学ぶ」の記事のリンクは下に貼ってあります。
そこで、今回は第2弾として「足の指を柔らかくして健康になろう」というテーマで、また澤木さんにいろいろとお話をしていただいたので、せっかくなのでその時の様子もここでリポートさせていただこうと思います。
講師 澤木和子さんのお話より
○足というのはとても大事で、体を家に例えるとするならば、頭から骨盤は地上に出ている家の部分で、足は地面に埋まっている土台や基礎の部分。基礎がしっかりしていないといくら頑丈に家を建てても災害の時には崩れてしまうように、あまり意識がいきにくいように思われる足のことをしっかりと考えておくことが大切。
○私達の体には筋膜といって、体全体に張り巡らされている膜があって、それは三次元的に全身を覆っているので「第二の骨格」とも呼ばれている。筋膜が固くなると筋力の低下とか柔軟性の低下などが起きることがあるので、それを柔らかく保つことで健康の増進の効果が期待できる。
○その方法にはいろいろなやり方があるが、1つの方法として足の指をストレッチして柔らかくすること。単純なことのように聞こえるがその効果は全身に及び、体のバランスが整ったり動きやすくなったりと良い効果があらわれる。
○足の指を柔らかくしておくことは、転倒防止という意味からもとても大事。後ろに倒れそうになった時には指が反ってバランスを取り、前に倒れそうになる時には指が下に踏ん張って持ちこたえようとする。普段から指が柔らかく動くように伸ばしたり曲げたりというトレーニングをしておくと良い。
○足の裏の指のつけねのあたりが固くなっていると指がうまく動かないので、そこを軽く揉んでいくことで、ずいぶん足の指がやわらかくなってくる。あとは指の一本一本をゆっくりと回していく。ていねいに大きく回すのがコツ。
○足の指には反射区といって内臓につながるツボがあるといわれていて、そこを刺激することで内臓の動きも活発になる。
などのお話をいただきました。今回も参加者の方々からさまざまな質問が出て、一つ一つの質問にも丁寧にお答えいただき、大変盛り上がった良い集いでした。私もそれから意識して足の指の運動をできるだけするようにしているのですが、体がポカポカとあたたまって血行も良くなってきているような気がします。
この記事をお読みの方も、ぜひ足の指の運動にチャレンジしてみたらいかがでしょうか?
関連リンク: 「介護保険について学ぶ」講師 澤木和子さん
取 材:生きがい特派員 丸山 敬(西部地域担当)