2024/10/15
ねんりんピックはばたけ鳥取 すごいぞ!日本画部門で最高賞‼️
令和6年10月19日(土)から4日間、鳥取県で開かれる第36回全国健康福祉祭とっとり大会『ねんりんピックはばたけ鳥取2024』の美術展、日本画部門で沼津市の松川勝昭(まつかわまさあき)さんが、最高賞の厚生労働大臣賞を受賞しました。
「受賞できるとは思わなかった。ビックリです。同じ世代の方に懐かしさを感じてもらえれば・・・いいな。と思い出展しました」「最高賞を受賞したのは初めて。賞を取るのは幾つになってもうれしいですよ」と話してくれました。
松川さんは30歳半ばの時、日本画教室に入会。その後、日本画教室を設立、後継者育成に尽力し、沼津美術協会の会長、日本画の部審査員を行い、「作品は70歳を過ぎてから初めて出展したよ」と話してくれました。
今回の受賞作品は、富士の工場夜景と沿線の夜の景色を楽しむ「夜景電車」を描いた1枚。
題名は『暮色原田駅』
「絵の構想の取材をしていたら、車掌さんが降りてきて『出てくださ~い』と言われたよ。構内にいたのかなぁ」とエピソード⁇を笑いながら話してくれました。
新岩絵の具はそのままでは紙にくっつかないので、自分でにかわ(動物や魚の骨を煮出して作った接着剤)で溶いて描いていくと教えて頂き、日本画を描く紙は「お札の紙と同じですよ」とも話してくれました。
御茶ノ水駅「聖橋」は鉄道3路線立体交差スポットです。
「なかなか写真では収めきれないけど、絵は創造を膨らませ描ける。楽しいですよ」と語り、「仕上げには緑青を載せると、蚊帳の中から見たようになるので趣が出るよ。目立たせるところ(電車)は、緑青は載せない」と絵具の美しさ、構図、線の太さなど風格や味わいの表現の工夫など、日本画の魅力を教えてくれました。
「『弘法筆を選ばず』というけど、(沢山の筆の中から)『筆』を選ぶよ」と冗談交じりに話し「孫も絵が好きで描いていて、農林水産大臣賞を頂いた時『じーじはわたしより下手だね。わたしを超えられないね』と言われたよぉ。やっと同じになった。ようやく追いついたね😊」と満面の笑みで誇らしげに話してくれました。
ねんりんピックは、高齢者の健康増進と生きがいの向上を目的に開催される総合スポーツ・文化の祭典です。【厚生労働大臣賞 松川勝昭さん】の作品は、開催期間中、境港市民交流センター(鳥取県境港市上道町3000 番地)大会会場で展示されます。
<参考>
関連リンク: ねんりんピックはばたけ鳥取2024美術展入賞作品が決定しました!
取 材:生きがい特派員 佐々木成子(東部地域担当)