2023/02/21
冬にも注意!脱水症を予防して元気に長生き!
令和4年度生きがいサポート事業「はつらつ生きがい講座」が、沼津市サンウエルぬまづ大会議室において開催されました。この講座には東部地区の皆様に参加して頂き 、いつまでも元気で健康な毎日を送るために「冬にも要注意!脱水症を予防して元気に長生き!」と題しての健康講座が開催されました。
私たちシニアは、冬でも脱水症を予防して元気に長生きしていきたいと思います。
〈シニアが脱水症になりやすい7つの理由〉
①、体液が体重の50%に低下するために予備能力が低下
②、のどの渇きを自覚しにくい
③、尿が薄くなる
→加齢により腎臓が尿を濃縮する力が低下するため体液が失われやすい
④、食事量が低下するために水分・電解質が不足
⑤、何度もトイレに行かないように自ら水分制限をしてしまう
⑥、治療薬が利尿効果を持つ場合が多いため体液を失う
→降圧剤(高血圧や心不全の治療薬)の使用によって多尿になる
⑦、低栄養
※体液=水分+全解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなどのイオン)
〈脱水症のピークは年に2回〉
①暑い時期 : 暑熱環境における脱水症状
②寒い乾燥した時期 : 風邪やインフルエンザなどからくる発熱、下痢、嘔吐による脱水
〈冬に起きる脱水の原因〉
①低い湿度によって生じる「からだの乾燥」
②トイレが近くなるため、水分を控える
③汗をかかないため、水分補給の意識が低くなる
④風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどのよる発熱・下痢・嘔吐など
脱水症のチェック方法や水分の上手な取り方等、加藤講師によるわかりやすい資料と、丁寧な説明をして頂き 43名の受講生のみなさんは、しっかりとメモをとりながら講義に耳をかたむけていました。
冬場の脱水症を気にも留めていませんでしたが、健康で楽しい日々を過ごすためには、幅広い健康知識を修得していくことが重要かと思います。自分の健康は 自分の努力によって積み重ねていく必要があると思います。今後、しずおか健康長寿財団が企画しこのような講座が多く各地域で開催されると思いますが、健康長寿を目指し多くの方が受講して下さることを願っております。
取 材:健康・生きがいづくり推進員 渡邊育子(東部地域担当)