2023/05/29
歴史散歩「頼朝・政子ロマン路 歴史探訪」
令和5年5月22日(月)生きがいサポート事業 歴史散歩「頼朝・政子ロマン路歴史探求(駅集合の近距離ウオーク)」が伊豆の国歴史ガイドの会の方々に協力を頂き開催されました。
参加者73名、伊豆の国歴史ガイドの会よりガイドさん6名、財団職員&推進員7名、総勢86名で開催となります。
伊豆箱根鉄道 駿豆線 韮山駅に集合し、人員点呼、行動説明を受けたあと、5班に分かれ出発です。
本日の歴史散歩コースは、韮山駅→光照寺→願成就院→真珠院→北條氏邸跡→北條政子産湯の井戸→伝掘越御所跡→成福寺→韮山駅 約4.3Kmのコースです。
私達4班は、参加者14名とガイドの與五沢かよ子さんと共に出発します。
願成就院は、源頼朝の奥州攻めの戦勝を祈願して北條時政が創建した北條氏の氏寺です。時政の子、義時や孫の泰時も、堂や塔を建立しており、当時は池ごしに塔や堂を臨む浄土庭園様式の壮大な伽藍であったことが判明しています。
境内の大御堂には、時政が仏師運慶に造らせた「阿弥陀如来像」「毘沙門天立像」「不動明王及びニ童子立像」が安置され、これらは全て国宝に指定されています。また境内には時政の墓があります。
真珠院の開創年は不明ですが、平安時代後期とも云われています。山門脇の「八重姫御堂(静堂)」は、源頼朝との悲恋の末、「真珠ヶ渕」に身を投げた伊東氏の娘八重姫を偲んで建てられました。
「八重姫御堂」は慶応3年(1867)に満願寺(現在は廃寺)から当寺に移されたという記述もあります。
史跡北條氏邸跡(円成寺跡)では、約9000㎡に及ぶ広範囲の発掘調査によって12世紀後半~13世紀前半の多数の建物跡や井戸、区画溝、排水溝などが見つかり、北條氏館の具体的な姿が明らかになりました。
出土遺物は質、量ともに豊富で、鎌倉幕府成立頃の北條氏の暮らしを知ることのできる貴重な成果となっています。
「北條政子産湯の井戸」は、御所之遺跡の一角にあり、義時の姉政子の産湯に使ったという伝承の残る井戸です。かつては、この水を飲むと安産になるという信仰もありました。
成福寺は8代執権北条時宗の三男政宗によって建立されたと伝わっています。浄土真宗大谷派の寺であり、境内には正宗・父時宗・母覚山尼の供養塔があります。
蓮の名所としても知られています。
約2時間 伊豆の国歴史ガイドの会、ガイドの與五沢かよ子さんに、親切丁寧で解り易く説明して頂き、参加者の皆さん大満足の歴史散歩となりました。
取 材:健康・生きがいづくり推進員 安藤智章(東部地域担当)