2024/12/16

第35回静岡県すこやか長寿祭スポーツ・文化交流大会 スポレック競技大会

令和6年12月1日(日) 藤枝市民体育館にてスポレック競技大会が開催されました。

 今日は県中部の志太地区を中心にスポレック愛好家の方々が集まり、「しずおか健康長寿財団理事長杯」を目指して戦います。大会は9時開始、16時まで。優勝するには6試合戦い抜かねばなりません。筆者はスポレックに関しては全くの素人で、テニスに似たスポーツかな、くらいの認識しかありません。今日は初めてのスポレック観戦です!

試合はペアで、6チーム2ブロックのリーグ戦後、各ブロック1位同士で優勝を競うとのこと。

 スポレックはプラスチック製のラケットで、スポンジのボールを打ち合います。(因みにラケットは2本で3000円ほどだそうで、テニスラケットみたいに高くないですよ~。)コートの広さはバトミントンのペアと同じサイズ。3セットマッチ、1,2セットは11点先取、3セット目は5点先取で勝敗が決まります。サーブは、テニスと異なりコートの4人が順番に打っていくとのこと。上記の写真は構えも決まっていて、カッコイイですね!

男女のペアで戦います。

 ラリーが続くと見ていても熱が入ってきます。選手の方に聞いたところによると、後衛の選手はひたすらボールを拾って相手コートに返すのが役目、前衛は変化を付けて相手コートにボールを落として得点に繋げるのが役目だそうです。お互い役目を果たしながら、協力して戦術を立て、相手の嫌がる攻撃をすることが大切とのこと。体力も必要ですが、頭も使わないとなんですね。

各チーム、休む間もなく熱戦が続きます。

 スポレック大会の代表の方にいろいろ話を聞いたところ、日本では平成元年頃から盛んに行なわれるようになったそうで、新潟県糸魚川市は全市を挙げてスポレックに力を注いでいて老若男女が楽しんでいるそうです。スポレックは屋内でするスポーツで天候に左右されない上に、コートもテニスより狭く、ボールは柔らかなので安全面も考慮されていて、高齢者にも優しいスポーツだと感じました。とはいえ、皆さんのコート上での軽快な動きを拝見するに、日ごろの練習の賜物であろうと拝察いたしました。

試合の始まりと終わりにはネットを挟んで健闘を称え合います。

 スポレックは若い愛好者も多いとのことで、やはり若い方達の試合は迫力がありますよ、とのこと。スマッシュなんかも迫力あるんだろうな~ でも今日の選手の方々(60歳代~80歳代)は負けてないと思いますよ。なにしろコートを走り回って5試合を戦い抜くんですよ!ある方は、「シニアあるあるかもしれませんが、体力には自信はあるが、めっきり視力が弱ってきてボールが見えづらくなってきたのが玉に瑕だよ。」とおっしゃってました。シニアは勝ち負けより、仲間と気楽に楽しんで体力づくりを重視しているそうです。それ、とっても大切ですよね!

今日の大会の最高齢の選手の若々しさにビックリ!

 お聞きしたところによると御年83歳、短パンに軽いフットワーク、息も上がらず積極的なスマッシュ連発!恐れ入りました!普段から鍛えてないと、こんな風には動けませんよね!筆者は近年俊敏に動いたり、走ったりした覚えはありません(笑い)。皆さんとても楽しそうによい汗をかいていらっしゃいました。大会は午後も続きますが、筆者はお昼でお暇させていただきました。どちらのチームがカップを手になさったのかな?今日は突然お邪魔していろいろ教えていただき、ありがとうございました。
スポレックに興味を持たれた方、連絡先をお知らせします。【静岡県スポレック連盟 代表:鈴木 090-7034-2875】

取  材:健康・生きがいづくり推進員  清水 知子(中部地域担当)

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