2024/03/08
裾野市「シルバー生きがい教室」作品展示会
裾野市総合福祉課は高齢者の方々(市内在住60歳以上対象)に、趣味と生きがいを持ってもらうための交流の場として「シルバー生きがい教室」を4教室(竹細工、布手芸、編物、陶芸)無料で開講し、62名の方が活発に活動されています。
受講生の皆さんが1年間学び・創作した素晴らしい作品150点を3月2日~3日の2日間 裾野市役所地下多目的ルームに於いて展示し、来館者の目を楽しませてくれました。
展示会場で際立って来館者の目を引いたのは、竹細工教室受講生が竹を使って作成した カエル・鶴・人形などです。教室で学んだ繊細な作業を修得する過程での苦労点を説明して頂き、作品への思いがよく理解出来ました。
会場の一角に設けられた竹細工体験コーナーでは、外川 煕先生が来館者に準備された材料を使い分かり易く丁寧に指導し、多くの人が竹細工の魅力を実感していました。
作品「カエルの音楽隊」は、衣装から楽器すべてが竹細工で作られています。36匹のカエルの奏者も竹で出来ており奏者一人一人の顔・格好も同じものは一つもなくそれぞれの個性で楽しく演奏しています。(作者:外川 煕先生)
竹細工教室は、外川 煕先生の御宿作業所の一角を教室に仕立て15名の受講生が第2・4火曜日(午前)に先生の手ほどきで作品の創作に励んでおられ、教室内は世間話や笑い声でいつも賑やかな雰囲気に包まれています。
竹細工受講生の勝又智子さんは、熱心に休むことなく竹細工教室に通う一人です。
アメリカに住むお孫さんに見せるために頑張り続け完成した作品「お内裏様」を拝見させて頂きました。
おばあちゃんの願いが海を渡ってお孫さんに届くことを楽しみにしております。
裾野市総合福祉課が高齢者に趣味と生きがいを持ってもらうために開講したこの「シルバー生きがい教室」が、家に閉じこもりがちな人や要介護になる恐れのある人を少しでもなくすための活動になっていくことを切に願っております。
取 材:健康・生きがいづくり推進員 渡邊育子(東部地域担当)