2023/12/28
認知症サポーター養成講座 in裾野
令和5年12月25日(月)裾野市東小学校体育館において認知症の理解や認知症の人への接し方を学ぶ「認知症サポーター養成講座」を、裾野市介護保険課とキャラバンメイト(県のキャラバンメイト養成講座受講者)が協力して①認知症とはどのような病気なのか、②認知症の症状はどのようなものか、③認知症の人の気持ちや接し方、④サポーターが出来ること など、寸劇を交え児童・生徒・保護者に向けての講座が開催されました。
少しずつ進行する認知症の症状に合わせて、介護する人も地域で接している人も認知症の人の心理や行動を少しずつ受け入れて行くことの大切さ「接し方10カ条」を学びました。
①穏やかにゆっくり話すよう心掛ける。
②余裕をもって穏やかな気持ちで接する。
③無理に思い出させようとせず、言い分をよく聞く。
④悩みは家族で抱え込まない、介護者の健康管理も。
⑤突然の声掛けはせず視界に入ったところで目を見て話す。
⑥信頼関係を大切に!いつも味方と言う態度で!
⑦叱ったり、命令しない。
⑧自尊心を大切に、敬意を払う。
⑨受け入れて共感する(無理のない範囲で)。
⑩行動パターンを観察し早めにフォロー。
今年80歳になられたキャラバンメイトの渡辺八郎さんが、本日 講師となり小・中学生・保護者に向け自分の体験した高齢者がゆえの特徴を丁寧に分かり易い言葉で語ってくれました。
軽い認知症を罹っている「おばあちゃん」と「小学生のお孫さん」との会話が、キャラバンメイト会員の寸劇によりコミカルに演じられ受講者に分かり易く勉強になりました。
裾野市東小コミュニティー・スクール「いずみの会」、裾野市介護保険課の方、キャラバンメイトの方が、講話や寸劇で分かりやすく お話しくださいました有難う御座います。地域で暮らす認知症の方の理解者として困っている方を少しでもサポートできる地域の応援者としての知識を学ぶことが出来ました。認知症は歳を重ねると誰でもなり得る病気ですので、これから益々このような講座を多くの方が受講され自分の出来る範囲で地域の応援者となって頂くよう願っております。
取 材:健康・生きがいづくり推進員 渡邊英機(東部地域担当)