公益財団法人しずおか健康長寿財団 理事長 佐古伊康
しずおか健康長寿財団は、あらゆる世代の参加を得て、高齢者をはじめとする県民の生きがいづくり、健康づくり、仲間づくりを支援することにより、県民の社会活動の推進を図り、もって明るく活力ある長寿社会の実現に寄与することを目的としています。
昨今、少子高齢化は全国的な趨勢です。静岡県でも、総人口に占める65歳以上の人口の割合が23%を超え、2015年(平成27年)には27.6%に、2025年(平成37年)には31.6%に達し、約3人に1人が65歳以上の高齢者になることが見込まれています。平成24年4月、静岡県は「すこやか長寿日本一」を基本目標とする「ふじのくに長寿社会安心プラン」を策定しました。くしくも、平成24年6月に厚生労働省が始めて公表した「健康寿命」において、本県は男性2位、女性1位となり、男女計(本県計算)では全国1位となりました。県民の皆様とこのよろこびを共有し、財団の活動もささやかながら貢献できたことを誇らしく思います。
しかしながら、これは財団の終着駅ではなく、一通過点に過ぎません。超高齢社会を迎えて、当財団の存在意義は、今後 益々高まるものと確信しています。
これからも、財団の使命である、高齢者の健康づくり・生きがいづくり・仲間づくり事業の実施を進めます。さらに、健康づくり県民運動の推進に賛同した官民59団体で組織する「しずおか健康いきいきフォーラム21」の事務局として、高齢者を含めた県民の健康づくりに総合的に取り組んでまいります。
職員一同は、皆様のためになお一層頑張る所存です。今後ともご指導・ご鞭撻の程宜しく御願い致します。